神戸市の件でも報道がありましたが、
こちらは不正請求を認めているからなのか詳細は掲載されていません。
それに対して、10/26付 北陸中日新聞では
詳細に手口が掲載されています。
簡単にいうと水増し請求なのですが、一応手口を説明すると
例)
月曜と木曜に訪問施術を行った(週2回)
請求時に、月・火・木・金曜日(週4回)訪問施術を行ったと申請する
といった行為が行われていたと思われます。
手口自体は古典的なのですが、問題なのは
①フランチャイズで全国展開している業者が行った行為である
②視覚障害者という弱い立場の人間を利用した行為である
という2点だと思います。
①はフランチャイズ本部からの指示で恒常的な水増しが行われていた可能性があること。実際「加盟店様からのお声」のページに「常に本部からの サポートを受け」という記載があります。今回、告発されているのは本部のある金沢市の治療院のようなので多分本部直営店でしょう。そのノウハウを売上に困った加盟店に伝えていた可能性は十分にあると思います。
②は別の記事にあるように、「障害者で、辞めても他に働く場所がない」という弱みにつけ込んでいた可能性があること。「国家資格について」のページで「グループ全体で視覚障害者を150人超 雇用」と実績をアピールし、日本盲人会連合の会長からの感謝状と写真を掲載していますが、社会貢献のふりをして不正行為を隠蔽して売上を上げていた可能性があります。
どちらも何年も前から耳にしていたことですが、なかなか表面化してきませんでした。全容解明は難しいでしょうが、これをきっかけに悪徳業者が少しでも減ることを願いたいと思います。
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