個人的に利用しているサイトのデイリーアンケートの質問内容と集計結果が興味深かったので紹介させて頂きたいと思います。
質問内容は
「マッサージや整体はどのくらいの頻度で行きますか?」
回答総数84575件
コメント数1942件
回答者:20~70代の男女(コメント欄より)
選択肢
①週1回以上
②月2~3回
③月1回
④2~3ヶ月に1回
⑤半年に1回
⑥年に1回またはそれ以下
⑦行ったことがない
回答結果
①3.1%
②3.4%
③4.3%
④5.0%
⑤5.6%
⑥27.7%
⑦50.9%
私が興味を持った事柄をひとつづつ取り上げてみます。
まず質問自体も一般の方からの募集だったはずなので、「マッサージ」と「整体」が同列の認識であるということ。
当院でもよく聞かれることなので「最近よくみかける”60分 2980円”のようなお店とどこが違うのでしょうか?」のページにまとめていますが、「整体」に関しては書いていないのでこちらで簡単に説明したいと思います。
①資格に関して
マッサージには「あん摩・マッサージ・指圧師」という国家資格があります。
整体には国家資格はありません。自称「整体師」か民間資格のみです。まれに海外の資格をアピールしているところがありますが、説明を書くと長くなるので今回は割愛させて頂きます。興味がある方はお訊ね下さい。
②施術内容に関して
少し話はずれますが、コメント欄を見ていると「接骨院・整骨院」もマッサージや整体と同じものとして理解されている方々が一定数いるようです。「健康保険のきくマッサージ屋」という認識なのでしょうか?これに関しては各保険者から送られる「接骨院・整骨院のかかり方」といった案内をご覧頂くか「接骨院or整骨院 不正請求」等で検索して頂ければ詳細がわかると思います。
さて話を戻しますと一般の方が「マッサージ」と「整体」の違いを認識するのは困難だと思います。同業者の「あん摩・マッサージ・指圧師」でもそれぞれ違った手技を用いて施術を行っていますので、技術的な部分での明確な見分け方というのは「ない」ものだという認識でかまわないと思います。
では「どうやって見分けるのか?」。一番分かり易いのは料金表示の有無と免状の掲示だと思います。上記リンク先で記述していますが、保健所の認可を受けている施術所は料金表示が出来ません。これに関しては様々な意見があり、保健所も厚生労働省に意見書を出していますが、現状では出来ません(将来解禁される可能性はあります)
結局一番確実なのは、施術所内に「あん摩・マッサージ・指圧師」の免状が掲示されているかなのですが、ひとつだけ注意点があります。それはその免状が「施術者本人のものか?」ということです。例をあげると奥さんの免状だけが掲示されているのに施術は旦那さんがやっている。旦那さんの免状は無いor鍼灸の免状だけ。
不正等・悪いことの手口は多種多様で本来なら心配する必要がないのが当然なのですが、残念ながら現状はそうではありません。「自衛」のための知識としてなにかのお役にたてれば幸いです。
その他にも書きたいことはあったのですが、少し長くなってしまったので続きはまた別の機会に書きたいと思います。
続くのか!?(*^_^*)
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