コーチを選ぶ基準
coach(コーチ)という英単語は、carriage(運搬)を意味するハンガリー語の「kocsi」からきています。つまりスキルアップに関してのコーチは選手や生徒をそのスキルを目指すべき地点まで送り届けられるだけの力量や方法論を持つ信頼できる人でなければなりません。
※人によって求めるものが違うでしょうし仲間や友達が欲しいなら話は別ですが、スキルアップという点に限定した場合は上記のような人物が第一基準となります。
簡潔で明確な指示
素晴らしいと言われる教師、コーチ、メンター達は、くどくどと長い説明はほとんどしません。簡潔で明確な指示で、目的地までの道筋を端的に示して案内してくれます。
「史上最高のスポーツ指導者」と称賛されるUCLAバスケットボールチームの元監督ジョン・ウッデンを調査・研究した報告によると、ジョン・ウッデンの指示は平均わずか4秒だったそうです。
基礎を重視する
その5やその6でも記述しましたが、基礎的なスキルの重要性を理解しているかもコーチ選びの際の大切な基準です。
そのことを分かっているコーチは、些細に見える基礎的な事柄に練習時間の全てを費やすこともあります(ゴルフクラブの握り方、ギターのひとつひとつの音色の奏で方など)。基礎的な事柄があらゆるスキルの核心であり、それがのちのち大きな意味を持つことを理解しているからでしょう。
同等条件の場合は
若くても優秀なコーチは存在しますし、逆に年配だからといって優秀なコーチだとは限りません。
ただし教えることも他の全ての才能と同じで、上達をとげるには時間がかかります。また素晴らしいコーチはその人自身が学習者であり、たえずスキルを伸ばしています。
つまり仮に全く同じ条件を満たすコーチがいた場合、そのスキルに関しての指導歴の長さ・どういった学習(保有資格・講習受講歴)をしているかを判断基準にするとよいでしょう。
その他(参考までに)
感覚的な事柄ですので、個人差がありますが参考までにご紹介させて頂きます。
・尊敬・感服・畏敬の念を抱ける人
・生徒・教え子を理解しようと努める人
・実直・単刀直入にスキルに関して言ってくれる人
その9へ続く
前回分は下記から
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