Fender社のメーカー直販の流れ

 下のような記事を読みまして、「なんだかなー」となんともいえない感じがしております。

2013年10月、アメリカのpeHUB.comにて、Fender社のウィリアム・マクグラシャン氏へのインタビュー記事が公開された。この記事によると、Fenderギターは、今後Fender社のメーカーサイトから直接購入できるようになるという。今年11月から開始予定で、Fender社初めての試みだ。しかし、カスタムモデル限定となるのか、またはFender社で販売されているスタンダード商品も、その対象となるのかなど、詳細についてはまだ明らかにされていない。

ウィリアム氏は「我々はFenderというブランド、そしてビジネスを、その潜在能力に応じたものとして成長させていきたい。我々は優れた商品を提供するメーカーとして、既に多くのお客様に認識して頂いているが、更に大きな向上心を抱いている。もっと多くの音楽ファンを巻き込んで更に成長できる。」と語っている。
10月17日付のFender社のコメントによると、「現時点でこの件に関する情報は以上。新しい情報は都度告知をしていく」とのこと。

 まあ確かにインターネットのおかげでアメリカの販売価格もだいたい分かるようになったので、価格差が輸送費だったり代理店だったりの取り分になってるんだろうなあとは思いますが、長期的な視点で見るとどうなんでしょう。

 

 確かにメーカー直販にすればメーカーの利益は増えるでしょう。

 

 でもその分どこかの利益がなくなり、そして仕事がなくなり市場全体の規模は小さくなるのではないかと。

 

 楽器屋やその関連の仕事の人達が商品を買ってくれる一番のお得さんな気がするんですよね。

 

 とりあえずアメリカの話みたいなので日本ではどうなるかわかりませんが、無駄な中間業者を省いていく流れはしょうがないとして流通の効率化も行き過ぎると逆効果になるんじゃないかなあ。

 

 下の写真はFender社のロゴです。見た事ある方もいらっしゃるかもしれません。画像があったほうがイメージしやすいかと思って載せてみました。

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