情報の信憑性:徳洲会の報道から

 ここ数日、医療法人徳洲会の公職選挙法違反のニュースが話題になっています。個人的に6年ほど前に元職員の人から報道されているような事を休職扱いで行っていた旨を聞いていたので「へー今頃か」と思っていました。

 

 徳田虎雄氏の神通力というか権力が弱まってきているのか息子の毅氏の女性スキャンダルからの派生なのか。いずれにせよかなり正確な事実が報道されているように感じます。まああれだけの規模のグループが組織的にやっていたら今の時代漏れない訳はないのですが、これだけ間違った情報を垂れ流しているマスコミが正確な情報を流す条件とはなんだろうとふと考えたのでいくつか挙げてみたいと思います。

 

①利害関係

 報道する側とされる側に利害関係(金銭面や権力など)があると本当のことが伝わりにくいor虚偽の報道がなされる傾向があるような気がします。もっと分かりやすいのはスポンサーに不利な情報を流すと自分たちの収入源がなくなります。死活問題ですね。

 

②情報の機密性

 情報というのは存在を知る人間が少なければ少ないほど漏れる可能性が減ります。逆に関わった人数が増えれば増えるほど外に漏れたり知れ渡る可能性は増えます。

 

③情報発信能力の向上

 Twitterはバカ発券機などと言われていますが、急にあんな行動が増えたとは思えません。昔から仲間内でバカなことをやって笑っていたはずです。それがSNSなど個人メディアの発達で容易に情報発信出来るようになり、さらに拡散や共有などによって想像以上に情報が広がるようになっているのだと思います。

 

他にも要素は色々あると思いますが、長くなりそうなのでこの辺りで止めておきたいと思います。情報の選択等については一度まとめたいなと考えているのでそのうちどこかで書きます。

 

 今回のまとめとしては「マスコミにとって徳州会は利害関係が小さく、情報管理が甘かったため正確な情報が手に入り易く、メールなどデジタルで復元可能な証拠が多かった」ことが主な要因ではないかと思います。

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