物事はどこに視点を置くかによって見方が変わります。特に比較したり、優劣をつける場合はより重要です。もちろん前提条件はなるべく同じでなければなりません。
では具体例として「飛ぶボール」と言われる今年のプロ野球のボールに関して平均本塁打数のデータを使ってみてみたいと思います。
過去の主要記録と1試合あたりの平均本塁打数
1964年 | 王(巨人) | 55本 | 1.64本 |
1985年 |
バース(阪神) | 54本 | 2.56本 |
2001年 | ローズ(近鉄) | 55本 | 2.15本 |
2002年 | カブレラ(西武) | 55本 | 2.02本 |
2013年 | バレンティン(ヤクルト) | 52本 | 1.56本 |
【前提条件】
・プロ野球の公式球に現在の反発係数(0.4134~0.4374)が規定されたのは1980年のシーズン途中。
・本拠地は1998年にほぼ今の球場。例外は日本ハムと広島
(2004年に札幌ドーム、2009年にマツダスタジアムにそれぞれ移転)
ただしどちらも元の球場より広い場所への移転
参照 年度別本拠地
以上から比較対象として2001年以降を採用
視点1:2011・2012年との比較
過去3年の平均本塁打数
2010年 | 1.86本 |
2011年 | 1.09本 |
2012年 | 1.02本 |
2011・2012年と比べると2013年の1.56本は約1.5倍で「飛ぶボール」といえる。
視点2:2001・2002・2010年との比較
2001・2002・2010年と比べると2013年の1.56本は約20%少なく「飛ばないボール」といえる。
<最後に>
ここで詳細まで検討するつもりではないので、結論は特に書きません。やりたかったらもっと大量のデータ並べないといけませんが、そうすると読み物として読みにくいですからね。(例外も色々入ってきますし)
ただ、自分の仕事の関係で”長所・独自性”を考えた時、この視点は持ち続けた方がプラスだと思うので並べました。
この業界(鍼灸・マッサージ)は"アバウトで怪しい"面が抜けないですからね。たまには自己修正しとかないと=^_^=
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