栄養ドリンクを飲むとシャキっとしたり元気になったような感覚になることがあります。ただし、これはあくまで主にカフェインと糖分による一時的な現象だと考えて下さい。カフェインが交感神経を刺激し、糖分が血糖値を上げるので、一時的にシャキっとして元気になったような錯覚が生じるのです。
特に低価格のものやエナジードリンクと呼ばれる清涼飲料水はほとんどがそうでしょう。プラスアルファ、プラシーボもあると思います。
また生薬などの薬効成分を抽出するためにアルコールを含んでいるものもあります。アルコール含有量は最大でも1パーセント程度ですが、アルコールでも一時的に元気になったような感覚を得ることができます。ですがこれもあくまで一時的な現象です。
医薬品、医薬部外品、清涼飲料水の表示で選ぶという考え方もあるようですが、これもあくまで確率論でしょう。医薬品の方が清涼飲料水より有効成分が入っている種類や量が多いというだけで、それが飲む人に必要な成分や量だとは限りません。
あまり栄養ドリンクに頼り過ぎるとかえって疲労を貯めてしまったり、体調を崩してしまう場合もあります。あくまで補助的な目的の使用に留めておくのがいいでしょう。
疲労回復の基本は栄養を取って休むことです。そしてその栄養は食事から摂るものです。栄養ドリンクを常用しているひとは、日常生活の見直し、特に食事の面から改善してみて下さい。
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